新生児から長く使えるチャイルドシートは、途中で買い替える必要がないためコスパに優れた機種です。
店頭では「新生児から長く使えるチャイルドシートは?」「新生児から7歳までのデメリットは?」という質問が多いので、その辺も分かりやすく紹介していこうと思います。
目次
新生児から7歳までのデメリットと考え方
【デメリット】
- ブースターシート(座面だけ)にならない
- 新生児期のクッション性がやや劣る
ブースターシートにならないので、体格が大きい子に育つと窮屈になって嫌がる可能性があります。その場合、結局ブースターシートを買い足す必要性がでできます(ブースターシートは約3,000円ぐらい)
そして、新生児~4歳頃までのチャイルドシートに比べると、ややクッション性や衝撃吸収性能が劣ります。
途中で買い替える手間やお金がかからないのが最大のメリットです。普段使いの車はもちろん、たまに乗る実家用などにも重宝されます。
考え方としては・・・
新生児期の性能を重視したいなら⇒【新生児~4歳頃までのチャイルドシート】
コスパを重視するなら⇒【新生児から7歳頃までのチャイルドシート】
こんな感じです。
【シートベルト取付】新生児から7歳のチャイルドシート
まずは新生児から7歳までのチャイルドシートでシートベルト取付を紹介します。
- カイナS(リーマン)
- バリアント(joie)
- ウィゴーロング(コンビ)
- エクセレント2(マムズキャリー)
カイナS2(リーマン)
カイナS2は新生児から7歳で1番売れてるチャイルドシート。
シートカバーは通気性&クッション性の高い「3Dメッシュ」で、顔に当たる肩ベルトカバーは綿です(肌が弱い赤ちゃんでも安心)
リクライニング4段階(前向き時3・後向き時1)、ヘッドサポート10段階、肩ベルト3段階とロングユースにしっかりと対応した設計となっています。
そして価格が約12,000円とお財布にやさしいのも◎
キャノピー(帆)が後付けできるのも魅力です。(別売り2,500円)
バリアント(Joie)
バリアントはイギリスのブランド「Joie」のチャイルドシート。
インナークッションが頭部まであり、新生児期の柔らかい頭もしっかりとサポートしてくれます。
さらにヘッドサポートに肩ベルトが連動しているので、高さ調節がラクチンなのも◎
ウィゴーロング IJ(コンビ)
ウィゴーロングは新生児から7歳で性能が最も優秀なチャイルドシート。
衝撃吸収素材「エッグショック」をヘッドサポートに搭載し、インナークッション含む3層構造のヘッドで新生児期の頭をしっかりと守ってくれます。
24段階ヘッドレスト調節や3Dメッシュシートなど、機能性が充実した1台です。
エクセレント2(マムズキャリー)
西松屋ブランド「マムズキャリー」のチャイルドシート。
青の他にもオレンジや紫などポップなカラーリングが特徴の1台です。
リクライニングや肩ベルト調節などシンプルな設計となっているため、価格も抑えめなのが◎
【比較表】
おさらいも兼ねて新生児から7歳のシートベルト取付4機種を比較します。
*横スクロールできます
月齢 | 取付方法 | サイズ(cm) | 重量 | リクライニング | ヘッドレスト調節 | 肩ベルト | シート素材 | お手入れ | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カイナS2 | 新生児から7歳 | シートベルト | W42×D51×H62 | 5.3kg | 4段階(前向き3、後向き1) | 10段階 | 3段階 | 3Dメッシュ | 手洗い推奨 | 約11,800円 |
バリアント | 新生児から7歳 | シートベルト | W49×D53×H61~73 | 8.8kg | 4段階(前向き3、後向き1) | 5段階 | ヘッドに連動 | ? | 手洗い推奨 | 約15,000円 |
ウィゴーロングIJ | 新生児から7歳 | シートベルト | W51×D51×H59~72 | 6kg | 4段階(前向き3、後向き1) | 24段階 | 3段階 | 3Dメッシュ | 洗濯機 | 約30,000円 |
エクセレント2 | 新生児から7歳 | シートベルト | W41×D51×H64 | 7.5kg | 3段階(前向き2、後向き1) | × | 4段階 | ? | 手洗い推奨 | 約13,800円 |
おすすめは「カイナS2(リーマン)」
値段が安いのに、基本的な性能は申し分ない1台です。実際に店舗でも1番売れます。
説明書にはシートカバーなど手洗い推奨と記載されていますが、皆さんけっこう洗濯機使ってますwまぁ自己責任で。
安全性なら「ウィゴーロングIJ」
エッグショック&3層構造のヘッドで赤ちゃんの頭部を守る性能が素晴らしい1台です。ヘッドレスト24段階やシートカバーが洗濯機OKなどロングユースでも安心して使えるチャイルドシートです。
デザインと価格で選ぶなら「バリアント」
機能性はもちろんですが、やはりJoieは見た目のオシャレさも人気です。8.8kgとやや重いため安定感はありますが、頻繁に乗せ換える方には不向きです。
お店で買うならあり?「エクセレント2」
ポップなデザインが可愛い1台です。ヘッドの高さが調節できない点だけご注意を。
【ISOFIX取付】新生児から7歳のチャイルドシート
新生児から7歳のISOFIX取付は現在3機種あります。
- ノセッテロング(日本育児)
- Stages ISOFIX(Joie)
- i-arc360° グロウ(Joie)*R129
Stages ISOFIX(joie)
joieのstages isofixは土台と本体がセパレート構造のチャイルドシートです。
ベース(土台)を付けてしまえば、後向き・前向きの変更もシート部分を乗せ換えるだけとラクチン。
ヘッドレストに肩ベルト連動。さらに高さに合わせてシートの横幅も広がる仕様です◎
R44なので側面衝突試験を受けてはいませんが、サイドが3層構造のヘッドレストとガードサラウンドセーフティによりドア側からの衝撃も吸収・分散してくれます。
ノセッテロング(日本育児)
ノセッテロングは新生児から7歳の回転式チャイルドシートです。
安全基準R44で唯一の回転式となり、新生児期の乗せ降ろしがラクチンな1台。
ISOFIX &トップテザーで取り付けるので、足元がすっきりするのも魅力的です。
リクライニングが3段階と少ない、帆が別売り(3,480円)という点だけご留意ください。
i-arc360° グロウ(Joie)
i-arc360°グロウは新生児から7歳までのチャイルドシートで唯一のR129適合機種です。
新安全基準R129のため、身長が~105cmまで後向きで使用できる&側面衝撃試験にクリアしているので安全性が高いのが特徴。
回転式とマグネット式ハーネスホルダーで乗せやすさも抜群。
【比較】
おさらいも兼ねて新生児から7歳までのISOFIX取付を比較してみます。
*横スクロールできます
月齢 | 安全基準 | 取付方法 | サイズ(cm) | 重量 | リクライニング | ヘッドレスト調節 | 肩ベルト | 回転 | シート素材 | 帆 | お手入れ | 価格 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
stages isofix | 新生児から7歳 | R44 | isofix(サポートレッグ) | W50×D66×H75~89 | 15.7kg | 7段階(前向き6、後向き1) | 6段階 | 連動 | × | ? | 〇 | 手洗い推奨 | 約33,800円 |
ノセッテロング | 新生児から7歳 | R44 | isofix(トップテザー) | W45×D52×H63~80 | 13.8kg | 3段階(前向き2、後向き1) | 8段階 | 連動 | 〇 | ? | ×(別売り) | 手洗い推奨 | 約24,000円 |
i-arc360°グロウ | 新生児から7歳 | R129 | isofix(トップテザー) | W52×D58×H65~76 | 15.7kg | 6段階(前向き5、後向き1) | 7段階 | 連動 | 〇 | メッシュ | 〇 | 手洗い推奨 | 約74,800円 |
まずおすすめはstages isofix(Joie)
快適な角度に調節できるリクライニング(7段階)や、帆が標準装備されているのが魅力です。ベースと本体がセパレート構造で、取り付けや乗せ替えがラクチンなのも◎
R44の回転式ならノセッテロング(日本育児)
新生児期の乗せやすさが最大の魅力。ただし、リクライニングが3段階のみ、帆が別売りという点はご注意ください。
新安全基準R129なら「i-arc360° グロウ」
新生児から7歳までのチャイルドシートでは唯一のR129適合機種です。安全性&機能性に優れた1台になります。
まとめ
新生児から7歳までのチャイルドシートを選ぶ手伝いはできたでしょうか?
1台で着用義務期間(6歳未満)をカバーでき、買い替える必要がない点が魅力ですね。そのため普段から乗る車はもちろん、実家用にも重宝するチャイルドシートだと思います。
新生児からのチャイルドシートは他にもベビーシートや、新生児から4歳頃までといった選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので良かったら検討してみてください。