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【全モデル解説】リーマンのチャイルドシートを比較。おすすめ機種や理由まで

ベビー用品店で働くナカジが、リーマンのチャイルドシートを解説します。

日本メーカー「LEAMANリーマン」のチャイルドシートは、とにかく安いのが魅力です。独自の性能はありませんが、その分コストが抑えられていて購入しやすいものが揃っています。

店頭では「リーマンのチャイルドシートはどれが人気ですか?」「スペックを比較したい」という声が多いので、その辺を分かりやすく紹介していこうと思います。

リーマンの特徴

リーマンのポイント
  • チャイルドシートの専門メーカー
  • 愛知県愛西市に本社と自社工場がある
  • 開発、生産ともに自社工場で行なっている

LEAMANリーマンは2001年に設立されたチャイルドシートを専門とするメーカーです。

ほとんどの製品を国内自社工場で生産しているため、価格が安いのも魅力の1つ。(余計なコストがかかっていません)

無駄を省いたシンプルな作りで、安全性をしっかりと追求したチャイルドシートばかりです。

アップリカやコンビに比べて値段も安いので、個人的にかなりおすすめできます。

【新生児~】リーマンのチャイルドシート

新生児からのチャイルドシートは全7種類。

シートベルト取付 カイナS2(新生児~7歳)

ネディアップ(新生児~4歳)

レスティロ3(新生児~4歳)

ISOFIX取付 レスティロISOFIX(新生児~4歳)

ラクールISOFIX(新生児~4歳)*R129

カイナ ビットターンISOFIX2(新生児~11歳)

ロングフィットISOFIX(新生児~11歳)

安全基準はほとんどがR44で、ラクールISOFIXのみR129となっています。

それでは1つずつ紹介していきます。

 

カイナS2

基本情報
  • 新生児~7歳
  • シートベルト取付
  • 乳児用、幼児用ともに「優」をW獲得
  • 約11,800円(通販)

【カイナ】はリーマンで1番売れている機種です。

着用義務期間(6歳)を1台でカバーでき、1万円ちょっとで購入できるのが人気の理由◎

しかも、シートカバー&肩ベルトカバーはクッション性と通気性に優れた3Dメッシュが採用されています。

月齢が「新生児~7歳まで」はカイナだけです。
MEMO
最新モデル「カイナS2」と旧モデル「カイナS」のスペックは同じ。カラーデザインが違うだけなので好きな方を選べばOKです。

 

ネディアップ

基本情報
  • 新生児~4歳
  • シートベルト取付
  • 肩ベルト連動
  • 約9,980円(通販)

ネディアップは4歳までなので、カイナよりも便利な機能が付いたモデル。

ヘッドレストに合わせて高さが調節できる「肩ベルト連動機能」、シートベルトを左右に開いて留めれる「ベルトキーパー」を搭載してあります。

さらにインナークッションも赤ちゃんに合わせた形状など、価格以上のスペックです。

 

レスティロ3

基本情報
  • 新生児~4歳
  • シートベルト取付
  • 肩ベルト連動
  • 3層構造ヘッドレスト
  • 約19,800円(通販)

レスティロはネディアップの上位版。

3層構造のヘッドで横からの衝撃に対応している仕様です。

さらに、赤ちゃんの自然な姿勢(Cカーブ)をキープするインナークッションや、頭部・背面・座面の中央は3Dメッシュを採用し、通気性とクッション性を確保してあります。

ナカジの本音

これは正直あまり売れていません。通販の場合ですが、カイナとネディアップが約1万円なのに対して、レスティロ3は約3万します。

そのためシートベルト取付ならカイナやネディアップが売れています。

3層構造ヘッドによる安全性も欲しい方にはレスティロISOFIXがおすすめです。

⇒リーマンのチャイルドシートの比較表へ

レスティロISOFIX

基本情報
  • 新生児~4歳
  • ISOFIX取付(サポートレッグ)
  • 肩ベルト連動
  • 3層構造ヘッドレスト

レスティロISOFIXは土台と本体が取り外せるセパレート構造です。

夏場など車内が暑くなる季節には、本体だけを家に持ち帰ることができるメリットがあります。

その他、オールメッシュ&118個の通気口で、赤ちゃんの快適性も◎レスティロ3(シートベルト取付)と比べて、肩ベルトカバーの厚みもUPしています。

⇒リーマンのチャイルドシートの比較表へ

ラクールISOFIX(R129)

基本情報
  • 新生児~4歳
  • R129
  • ISOFIX取付(サポートレッグ)
  • 回転式
  • 洗濯機OK

ラクールISOFIXはリーマンのチャイルドシートで唯一の【R129】適合機種です。

前後はもちろん、ドア側からの衝撃にも対応した新安全基準となります。

姿勢をしっかりとサポートする低反発ヘッドパッドやランバーサポート、軌道・腹部を圧迫しないように配慮されたインナークッションなど赤ちゃんの快適性も追求◎

ウォッシャブルシートなので、洗濯機で丸洗いできるのも嬉しいポイント

R129チャイルドシートの中では値段が抑えめなのもGOOD

 

カイナ ビットターンISOFIX2

基本情報
  • 新生児~11歳
  • ISOFIX(トップテザー)
  • 回転式
  • 肩ベルト連動

カイナビットターンISOFIX2は、回転式かつ新生児~11歳頃までのロングユースタイプです。(一般的に回転式は~4歳頃までが主流)

ヘッドレストの高さ&肩ベルト連動や、体の動きに合わせて空気の流れを作り出す「ベンチレーション3Dメッシュ」で、蒸れにくいシートカバーなど申し分ない仕様◎

回転式が欲しいけど1台を長く使いたい方におすすめの機種となります。
MEMO
回転式は後向きで使用する時のみです。前向き時はISOFIXとシートベルトの両方でしっかりと固定して利用します。回転するのを防ぐ&安全性の向上のため。

⇒リーマンのチャイルドシートの比較表へ

ロングフィットISOFIX

基本情報
  • 新生児~11歳
  • ISOFIX(トップテザー)
  • 肩ベルト連動

ロングフィットISOFIXは固定式のロングユースモデルです。

これ1台で着用義務期間をカバーでき、ISOFIX取付なのに約14,800円と安いのが魅力的。(回転しない分、カイナビットターンより値段が安いです)

リクライニング、ヘッドレストに肩ベルト連動など基本スペックは申し分ありません。

⇒リーマンのチャイルドシートの比較表へ

【1歳~】リーマンのチャイルドシート

リーマンのチャイルドシートで月齢が1歳からは2機種のみ。

  • ロングフィット3(1歳~11歳)
  • フィーカISOFIX(1歳~11歳)

シートベルト取付 or ISOFIX取付で選びます。

ロングフィット3

基本情報
  • 1歳~11歳
  • シートベルト取付
  • ブースターシート

1歳からのシートベルト取付なら「ロングフィット3」

体が触れる部分はすべてメッシュ素材を採用。さらに熱がこもりにくいワイド吹き抜け構造(エアフリーシート)で、汗っかきな子供も快適に過ごせます。

ブースターシート(座面のみ)として活用できるのも嬉しいポイントです。

⇒1歳からのチャイルドシートの比較表へ

フィーカISOFIX

基本情報
  • 1歳~11歳
  • ISOFIX取付(トップテザー)
  • 肩ベルト連動
  • 洗濯機OK????

1歳からのISOFIX取付なら「フィーカISOFIX」

ブースターシートにはなりませんが、その代わりに、11歳頃まで窮屈に感じないよう座面が広く設計されています。

本体シートカバーはもちろん、インナークッションカバー、肩ベルトカバーなど全て洗濯機で丸洗いOK。

⇒1歳からのチャイルドシートの比較表へ

【3歳~】リーマンのジュニアシート

月齢が3歳からのジュニアシートは以下4種類です。

  • ハイバックジュニア UN
  • ハイバックジュニア 3(西松屋)
  • ハイバックエアーポコ(sopo la bebe)
  • TZジュニアシート(トヨタ)

販売店限定モデルとして名前が違いますが、基本的なスペックは同じです。

おすすめは「ハイバックエアーポコ」

座った姿勢を支える後頭部と腰部にポコクッションを追加し、洗濯機OKのウォッシャブルシートを採用。

リーマンが運営する公式オンラインショップ「sopo la bebe」限定モデルなので、値段が1番安いのもポイント(5,980円)

 

【比較表】リーマンのおすすめはどれ?

選びやすいように、月齢&取付方法ごとに比較表を作りました。

 

新生児~・シートベルト取付

リーマンは新生児からのシートベルト取付が3機種です。

【カイナ、ネディアップ、レスティロ】

*横スクロールできます

月齢 取付方法 サイズcm 重量 リクライニング ヘッドレスト調節 シート素材 お手入れ ベルトキーパー 3層構造ヘッド 価格
カイナS2 新生児~7歳 シートベルト W44×D65×H50 5.3kg 4段階 メッシュ 手洗い推奨 × × 約9,980円
ネディアップ 新生児~4歳 シートベルト W45×D54.5×H65 6.3kg 3段階 〇肩ベルト連動 メッシュ 手洗い推奨 × 約9,980円
レスティロ3 新生児~4歳 シートベルト W45×D54.5×H65 6.9kg 3段階 〇肩ベルト連動 メッシュ 手洗い推奨 約29,000円

 

1番人気はカイナS2

新生児~7歳まで使えるロングユースモデルにして、1万円以下というコスパ最強の機種です。

安全性は確保しつつも、ほんとにシンプル設計で「リーマンのチャイルドシートはこういう物です」を体現した1台となっています。

 

4歳までなら「ネディアップ」

こちらも1万円以下で購入でき、ヘッドレストの高さに肩ベルトが連動しているので調節がラクちんです。

MEMO
レスティロ3は3層構造ヘッドを採用してあり頭を守る性能は優位です。しかし値段が3万円まで上がり、リーマンを選ぶ意味が薄れるためおすすめできません。

新生児~・ISOFIX取付

リーマンの新生児~のISOFIX取付は3機種です。

【レスティロisofix、カイナビットターンisofix2、ロングフィットisofix】

*横スクロールできます

月齢 取付方法 回転式 サイズcm 重量 リクライニング ヘッドレスト調節 シート素材 お手入れ 3層構造ヘッド キャノピー セパレート構造 価格
レスティロ
ISOFIX
新生児~4歳 ISOFIX
サポートレッグ
固定式 W43×D63.5×H63 12kg 〇肩ベルト連動 メッシュ 手洗い推奨 × 約40,700円
カイナビットターン
isofix2
新生児~11歳 ISOFIX
トップテザー
回転式 W46×D51×H59.5 8.6kg 〇肩ベルト連動 メッシュ 手洗い推奨 × × 約24,800円
ロングフィット
ISOFIX
新生児~11歳 ISOFIX
トップテザー
固定式 W46×D57×H60 11.3kg 〇肩ベルト連動 メッシュ 手洗い推奨 × × 約14,800円

おすすめは【ロングフィットISOFIX】

これ1台で着用義務期間をカバーでき、ISOFIX取付なのに約14,800円という安さが素晴らしい機種です。

固定式(回転しない)という点だけご了承ください。

 

回転式なら【カイナビットターンISOFIX2】

回転式かつロングユースモデルは他メーカーにもない商品です。「1台で長く使いたいけど、回転式はゆずれない」という方におすすめです。

レスティロISOFIXは?

個人的にはおすすめできないかな・・・

レスティロISOFIXは新生児~4歳までという激戦区のチャイルドシート。同じ月齢で他メーカーにいいチャイルドシートがあるため、リーマンにごだわってなければおすすめできません。

 

1歳~

1歳からのリーマンのチャイルドシートは取付方法が違う2機種です。

【ロングフィット3、フィーカISOFIX】

*横スクロールできます

月齢 取付方法 サイズcm 重量 リクライニング ヘッドレスト調節 シート素材 お手入れ キャノピー ブースターシート 価格
ロングフィット3 1歳~11歳 シートベルト W44×D46×H66 4.6kg × メッシュ 手洗い推奨 × 約9,980円
フィーカISOFIX 1歳~11歳 ISOFIX
トップテザー
W44×D57×H66 11.4kg 3段階 メッシュ 洗濯機 × × 約24,800円

シートベルト取付なら【ロングフィット3】

1万円以下という安さはもちろん、ブースターシートにもなるのが魅力的です。

リクライニングできない点だけご了承ください。(1万円以下だとリクライニングできる機種はありません)

 

1歳からのリクライニングできるチャイルドシートは他メーカーで発売されています。良かったら別記事()を参考にどうぞ。

 

ISOFIX取付なら【フィーカISOFIX】

リーマンで選ぶならフィーカISOFIXになりますが・・・・

同じ価格帯でスペックの高いチャイルドシートが他メーカーにあるので、個人的にはフィーカISOFIXは微妙です。

別記事⇒1歳からのISOFIXチャイルドシートをご覧ください。

まとめ

リーマンのチャイルドシートを選ぶ手伝いはできたでしょうか?

コンビやアップリカと比べて独自の性能はありませんが、その分、シンプル設計でコストを抑えているのが好印象です。

中でもカイナS2(新生児~7歳)とロングフィット3(1歳~11歳)の2つが圧倒的に売れ筋なので、ぜひ1度チェックしてみてください。

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