イギリスのベビーブランド「joie」のarc360は新生児から使える回転式チャイルドシートですね。
店頭では「arc360 gtの違いは？」「シグネチャーは何が違うの？」といった質問が多いので、そのあたりを分かりやすく紹介できればなと思います。
目次
arc360の種類の違い
joieのarc360シリーズは全４種類です。
- arc360：基本モデル
- arc360GT：上位モデル
- arc360 signature：プレミアムライン
- i-arc360：新安全基準i-size（R129）
arc360
joie arc360の基本モデルです。
リクライニング５段階に、ヘッドレストと肩ベルトは連動して６段階の調節が可能。ソフトパッド（インナークッション）ありと基本性能は申し分ありません。
回転式チャイルドシートは価格が高くなりがちですが、arc360は約21,000円～と日本メーカーに比べて圧倒的に安いのも魅力です。
| 商品名 | arc360（アーク360） |
| 月齢 | 新生児～４歳頃まで |
| サイズ | 後ろ向き：W46×D65~68×H53~64cm 前向き：W46×D51~55×H63~78cm |
| 本体重量 | 11.9kg |
| リクライニング | ５段階 |
| ヘッドレスト | ６段階（肩ベルト連動） |
| 回転防止ロック | なし |
| サイドガード | なし |
| 帆 | あり、なしの２種類 |
| 取付方法 | ISOFIX |
| 安全基準 | ECE R44/04 |
arc360 GT
arc360GTは安全性を強化した上位モデル。
ドア側から衝撃を軽減する「ガードサラウンドセーフティパネル」と、「回転ロック機能」を新たに搭載してあります。
詳しくは記事下で解説しています（arc360 gtの違いへ飛ぶ）
基本的な性能はarc360と同じですが、安全性がUPしたモデルという感じです。
| 商品名 | arc360 gt（アーク360 gt） |
| 月齢 | 新生児～４歳頃まで |
| サイズ | 後ろ向き：W46×D70～73×H74～78cm 前向き：W46×D51～55×H82～84cm |
| 本体重量 | 13.2kg |
| リクライニング | ５段階 |
| ヘッドレスト | ６段階（肩ベルト連動） |
| 回転防止ロック | あり |
| サイドガード | あり |
| 帆 | あり、なしの２種類 |
| 取付方法 | ISOFIX |
| 安全基準 | ECE R44/04 |
arc360 signature(シグネチャー)
「signature」はjoieのプレミアムラインの名称です。３つの違いがあるので紹介します。
- キルティング生地
- ヘッドレスト＆肩ベルトカバーの生地
- ２種類のシートカバー
- 帆なし
▼キルティング生地
クッション性＆耐久性が高いキルティング生地のシートを採用。さらにロゴのワッペンなど見た目の高級感があります。
▼２種類のシート
キルティングシートとは別にメッシュシートも付いているので、季節に合わせて使い分けることができます◎
メッシュシートは他モデル(arc360やarc360gt)と同じシートです。
▼ヘッドレスト＆肩ベルトカバーの生地
基本スペックはarc360 GTと同じなので、見た目の高級感があるモデルという立ち位置です。ただし、帆がない（キャノピーの後付けも不可）点はご注意ください。
| 商品名 | arc360 signature（アーク360 シグネチャー） |
| 月齢 | 新生児～４歳頃まで |
| サイズ | 前向き：W46×D51～55×H63～78cm 後向き：W46×D65～68×H53～64cm |
| 本体重量 | 12.7kg |
| リクライニング | ５段階 |
| ヘッドレスト | ６段階（肩ベルト連動） |
| 回転防止ロック | なし |
| サイドガード | あり |
| 帆 | なし |
| 取付方法 | ISOFIX |
| 安全基準 | ECE R44/04 |
i-arc360
i-arc360は新安全基準R129のチャイルドシートです。
- ３層構造のヘッドレスト
- 回転ボタンを両サイドに設置
- ベルトホルダー
- リクライニングが６段階
▼３層構造のヘッドレスト
ドア側からの衝撃テストもクリアしたi-arc360には、特許取得済みの素材「Intelli-Fit」を含む３層構造のヘッドレストで赤ちゃんの頭部をしっかりと守ってくれます◎
▼両サイドに回転ボタン
今までは座面下（真ん中）に１つだけでしたが、i-arc360では左右に１つずつ回転ボタンが搭載。
▼ベルトホルダー
肩ベルトを横に留めておけるため、乗せ降ろしが楽ちんです◎
さらにリクライニングが６段階に増えたのでより細かい調節が可能に◎（arc360やarc360GTは５段階）
| 商品名 | i-arc360（アイ-アーク360） |
| 月齢 | 新生児～４歳頃まで 後向き：身長40-105cm/2.5kg以上19kg以下 前向き：76-105cm/19kg以下 |
| サイズ | 後向き：W46×D68.5×H51cm 前向き：W46×D65～D70×H61～65cm |
| 本体重量 | 14.5kg |
| リクライニング | ６段階 |
| ヘッドレスト | ６段階（肩ベルト連動） |
| 回転防止ロック | なし |
| サイドガード | あり |
| 帆 | あり |
| 取付方法 | ISOFIX |
| 安全基準 | ECE R129/02 |
joie arc360 GTの２つの違い
基本モデル【arc360】より安全性を強化したのが【arc360 gt】です。
- ドア側からの衝撃対応
- 回転ロック機能
１つずつ見ていきます。
ドア側からの衝撃対応
arc360GTには横からの衝撃を吸収してくれるサイドインパクトが搭載。
両サイドについていますが、ドア側のみ開いて使います。
ロック機能の違い
arc360GTでは新たに「前向き回転防止ロック機能」が搭載されました。
普段チャイルドシートを使わない人（おじいちゃん・おばあちゃん）が乗せる時に横向きにして、後ろ向きで仕様する月齢なのに、前向きにしてしまうということがあります。
こういったミスユースを防げるという機能です。
【比較表】arc360のおすすめはどれ？
おさらいも兼ねて、R44の２機種を比較してみましょう。
＊通販の平均価格
| 商品名 | arc360 GT |
arc360 |
| 価格＊ | 約24,000円 | 約21,000円 約30,000円(帆あり) |
| 月齢 | 新生児～4歳頃（18kgまで） | |
| 本体重量 | 12.8kg | 11.9kg |
| 回転防止ロック | あり | × |
| ヘッドレスト | ６段階（肩ベルト連動） | |
| リクライニング | ５段階 | |
| サイドガード | あり | × |
| 帆 | あり・なし | |
| 取付方法 | ISOFIX（レッグサポート） | |
| 安全基準 | ECE R44/04 | |
２機種ともチャイルドシートの基本性能は同じです。ちょっとした機能の有無が違いますね。
まずおすすめなのは「arc360」
回転チャイルドシートとしての基本スペックは申し分なく、通販価格が約21,000円とかなりお得に購入できます。
ドア側の衝撃に対応してるのは「arc360 GT」
ドア側の衝撃を軽減できるサイドガードや、回転防止ロックなど安全性が向上しています。
安全性を求めるならR129の「i-arc360」がおすすめ！
サイドガードだけでなく３層構造のヘッドレストを搭載し、新安全基準の審査をクリアしているのは安心感があります。
まとめ
joieのarc360を把握する手伝いはできたでしょうか？
最後にチェックするポイントをまとめておきます。
- arc360は基本モデル
- arc360 gtはドア側の衝撃対応＆回転ロック機能を搭載
- シグネチャーは見た目の高級感
- 安全性を求めるならR129のi-arc360を選ぼう
個人的に基本モデルのarc360がおすすめで、より安全性を求める方にはi-arc360という感じの２択になります。
