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【店員解説】ラクーナエアーADの5つの違い。ACの方がいいかも!?

ベビー用品店で働くナカジがアップリカのラクーナエアーADの違いを解説します。

ラクーナエアーACから4年ぶりの新作【ラクーナエアーAD】が発売されました。

アップリカの両対面オート4輪はラクーナクッションが主流になっているので、もうラクーナエアーは発売されないと思っていたんですが、ここにきてNewモデルの登場です。

店頭では「ラクーナエアーADとACの違いは?」「正直、どっちがいい?笑」といった声が多いので、その辺りを分かりやすく紹介していこうと思います。

-ラクーナエアーADの違い-

・サイズ、重量がちょっと変わった

・シートがほぼフラットまで倒せる

・座面までの高さが低くなった

・バスケット容量が減少

 

【結論】在庫がある内はラクーナエアーACがおすすめ

とりあえず結論が知りたい方のために、簡潔にお話します。

・ラクーナエアーADで新たに追加された機能がない

・ラクーナエアーACの方がシートを起こせる(117°)

・ACの方がハイシートおよびカゴの空間容積が大きい

・値崩れして安く買える

以上の点から、ラクーナエアーADよりもラクーナエアーACがおすすめです。

ADは約47,800円、ACは約47,400円と値段の差はほとんどありません。

詳しくは以下で解説しています。

ラクーナエアーADの5つの違いとは?

ラクーナエアーADの違いをACと比較して紹介していきます。

  • サイズと重量
  • リクライニング角度
  • 反射板の形状
  • 座面までの高さ
  • バスケット容量

 

サイズと重量

ラクーナエアーAD ラクーナエアーAC
開:W453×D837×H998
閉:W453×D390×H986
開:W452×D849×H1001
閉:W452×D390×H990
4.7kg 4.6kg

ラクーナエアーADが少しだけコンパクトになりました。(mm単位の話なので気にする必要はないかも笑)

一応違うので明記しましたが、ほとんど気にする部分ではありません

【重要】リクライニング角度の違い

  • ラクーナエアーAD:134°~170°
  • ラクーナエアーAC:117°~160°

ラクーナエアーADはほぼフラット(~170°)まで倒せるようになったので、ADの方が赤ちゃんが寝やすい&負担が少ないです。

アップリカは赤ちゃんの寝やすさ・負担の少なさを重要視しているため、フラットに近い位置まで倒せる仕様にしたんだと思います。

 

対してラクーナエアーACは「倒せる」よりも「起こせる」

腰がすわってから前を見たい子供にとっては117°までシートおこせる方が背もたれを使えるので、前のめりになりにくいです。

▶ADは134°までしかおこせないので、シートにもたれると前が見にくい(目線が斜め上になる)

反射板の通気口が丸⇒細長に

  • ラクーナエアーAD:細長
  • ラクーナエアーAC:丸

反射板に空いてる穴が昔は〇でしたが、最近のものは細長くなっていて、通気性は確保しつつ反射面を増やしています。

ナカジの見解

細かな改良を重ねているアップリカさんなので、間違いなく今の方がいいんだと思います。ただ、ここに関して数値で公表していない&商品ページで「NEW」「進化した」という表記もないという点から、個人的に気にする必要はないかなと思います。

 

座面までの高さ

  • ラクーナエアーAD:51cm
  • ラクーナエアーAC:53cm

どちらも「ハイシートのベビーカー」ですが、ラクーナエアーADは座面の位置が2cm低くなりました。

熱やほこりから赤ちゃんを遠ざけるためにも、シートの位置は高ければ高いほどいいと思っています。ここはラクーナエアーACのままにして欲しかった点です。

カゴの容量

  • ラクーナエアーAD:24.4L(耐荷重5kg)
  • ラクーナエアーAC:27L(耐荷重5kg)

ラクーナエアーADの方が容量が小さいです。これはシートの位置が2cm低くなり、座面下の空間容積が小さくなった影響です。

カゴのネット部分の大きさは同じなので、実際に荷物を入れる際には違いが分からない程度です。

【比較表】

おさらいも兼ねて、スペックの比較表を見てみましょう。

ラクーナエアーAD
ラクーナエアーAC
価格 約47,800円 約47,400円
サイズ 開:W453×D837×H998
閉:W453×D390×H986
開:W452×D849×H1001
閉:W452×D390×H990
重量 4.7kg 4.6kg
リクライニング 134°~170° 117°~160°
振動吸収 がっちりフレーム・やわらかサスペンション
タイヤ 14cmダブルタイヤ
シート高 51cm 53cm
カゴ容量 24.4L 27L
ハンドルカバー レザー調ハンドル
共通機能 カプセルマルチフード
Wサーモメディカルシステム
メディカル成長マモール

 

おすすめはラクーナエアーAC

旧モデルですが、ベビーカーとしての機能は一緒です。むしろ座面シートの高さやカゴの容量などラクーナエアーACの方が優れています。在庫がある内はACがおすすめです。

赤ちゃんが寝やすいラクーナエアーAD

ほぼフラットまで倒せるようになったので、生後6・7か月頃まではADの方が優位だと思います。

ラクーナエアーADの比較対象

ラクーナエアーADとACを比較しましたが、「まだラクーナエアーに決めきれない・・・」というママ・パパもいらっしゃると思います。

そこで、ラクーナエアーと比較したいベビーカーを紹介します。

-ラクーナエアーの比較対象-

・カルーンエアー(Aprica)オート4輪なし

・ラクーナクッション(Aprica)上位モデル

・スマバギ4WD(Joie)同スペック

個人的におすすめはスマバギ4WDです。

ラクーナエアー vs カルーンエアー

アップリカのカルーンエアーはオート4輪なしのベビーカーです。対面時にやや押しにくいですが、軽量かつ低価格というメリットがあります。

対面時の押しやすさを求めるかどうか?という比較になるため、店頭ではこの2機種を押し比べるママさんが多いです。

詳しくは別記事(⇒ラクーナエアーとカルーンエアーの違い)をご覧ください。

 

ラクーナエアー vs ラクーナクッション

アップリカのラクーナクッションはラクーナエアーADの上位モデルです。座面下にスプリング式のωクッションを搭載し赤ちゃんへの振動を吸収してくれます。

赤ちゃんへの負担軽減を重視するかどうか?という比較になります。

詳しくは別記事(⇒ラクーナクッションとラクーナエアーの違い)をご覧ください。

ラクーナエアー vs スマバギ4WD

Joieのスマバギ4WDは両対面オート4輪かつ価格が安いのが魅力的。通販では約25,000円です◎

ラクーナエアーと同じくシンプルな基本モデルですが、重量に違いがあります。軽さ重視ならラクーナエアーですが、安定感は重い分スマバギ4WDが優位といった感じです。

軽さを重視する?それとも価格を重視する?という比較になります。日本メーカーにこだわってなければ、Joieはコスパに優れているのでおすすめです。

▶スマバギの種類を詳しく知りたい方は(⇒スマバギ4WDの違い)をご覧ください。

ラクーナエアーADのメリット

-ラクーナエアーADはここがいい!-

・両対面オート4輪で4.7kgと軽量

・シンプル設計

・3年保証の対象

 

オート4輪の軽量モデル

ラクーナエアーは両対面オート4輪なのに5kgを切る軽さ(4.7kg)が魅力です◎

▶両対面オート4輪のベビーカーは5kgオーバーが一般的です。

ラクーナクッション(5.2kg)、スゴカルα(5.2kg)、スマバギ4WD(5.8kg)、ランフィ(5.7kg)

こんな感じでオート4輪は5kg以上なので、ラクーナエアーの4.7kgはかなり軽いことが分かります。

オート4輪が欲しいけど、少しでも軽いものを選びたいママさんにおすすめです。

 

シンプル設計

ベビーカーの中で「両対面オート4輪」というカテゴリーは激戦区です。

そのため、各メーカーが独自の機能や便利機能など、あれもこれもと付けて差別化を図っているので、どうしても価格が高くなりがち・・。

そんな中、ラクーナエアーは無駄なものが一切ありません◎それが本体の軽さや低価格を実現している要因です。

 

3年保証の対象機種

アップリカは通常1年保証ですが、対象機種に関しては1年⇒3年保証に伸ばすことができます◎

ラクーナエアーも対象なので購入した際には【アップリカあんしんの3年保証サービス】に登録することを忘れずに!

勝手に3年保証になるわけではないのでご注意ください。

ラクーナエアーADのデメリット

-ラクーナエアーADのここが微妙-

・でこぼこ道に弱い

・価格を見比べる必要性

 

でこぼこ道に弱い

ラクーナエアーADは4.7kgと軽量のため、地面からの振動を受けやすいです。ベビーカーは【軽い=振動大きい、重い=振動少ない】なので、ラクーナエアーは地面の影響を受けやすい機種です。

タイヤサイズも14cmと一般的なサイズのため少しの段差でもひっかかってしまうため注意が必要です。

タイヤサスペンションは搭載されていますが、それだけだとアスファルト含め、普通の道では思ったより振動を感じるかなと思います。

 

価格を見比べる必要性

ラクーナエアーADよりも上位機種ラクーナクッション(旧モデル)の方が安い場合がある点には注意が必要です。

  • ラクーナエアーAD(2023年):約48,000円
  • ラクーナクッションAE(2022年):約43,000円

通販だと性能が高いラクーナクッションAE(2022年モデル)の方が値崩れしてて、安く買えてしまうんです。

在庫状況やタイミングによって差額は違ってきますが、上位機種の1つ前のモデルと価格を見比べることをおすすめします。
ラクーナクッションとラクーナエアーを比較!違いはクッション性能

まとめ

ラクーナエアーを選ぶ手伝いはできたでしょうか?

ラクーナエアーADはACから4年ぶりの発売となり、反射板は改良されているもののシート高・バスケット容量はACの方が優位です。

あとはリクライニング角度に大きな違いがあるので、できるだけフラットまで倒せることを重視するならラクーナエアーAD、逆におこせる角度を重視するならラクーナエアーACがいいと思います。

角度を実際に見比べたい方はベビー用品店に足を運んでください。

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