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【店員解説】クルムーヴ「ロング」8つの違い。コンパクトと比較

ベビー用品店で働くナカジが、クルムーヴ ロングを解説します。

コンビのクルムーヴシリーズから、新たに新生児~10歳頃まで使える【クルムーヴロング】が登場しました。

店頭では「クルムーヴロングの違いは?」「クルムーヴシリーズと比較したい」といった声が多いので、その辺を分かりやすく解説していこうと思います。

クルムーヴロングの違い

ここでは次の2機種を比較して違いを紹介していきます。

  • クルムーヴ ロング R129 エッグショック EA(以下:クルムーヴロング)
  • クルムーヴ コンパクト R129 エッグショック JQ(以下:クルムーヴコンパクト)

 

違いは以下8つあります。

【メリット】

・長く使える「新生児~10歳頃まで」

・ヘッドレスト10段階

・リクライニング5段階(回転した横向きでも可)

・サイドプロテクションアドバンスあり

 

【デメリット】

・エッグショックの使用か所が少ない

・インナークッションが薄い

・タングストッパー&イージーバックルなし

・帆が小さい

 

月齢

  • クルムーヴロング:新生児~10歳頃まで(身長40cm~135cm
  • クルムーヴコンパクト:新生児~4歳頃まで(身長40cm~105cm)

商品名の由来もこの使用期間の長さからきています。

日本のチャイルドシート着用義務期間が6歳までなので、これ1台でカバーできることになります。

 

ヘッドレストの高さ調節

  • クルムーヴロング:10段階(肩ベルト連動)
  • クルムーヴコンパクト:8段階(肩ベルト連動)

長く使えるために、ヘッドレストがより高くまで伸ばせるようになっています。

前向き時に高さ700~915mmです。コンパクトと比べて4.5cm高くできます。

リクライニング

  • クルムーヴロング:5段階(横向きでも可)
  • クルムーヴコンパクト:3段階

クルムーヴロングは5段階かつ、90°回転させた横向き時にもリクライニング可能です。

赤ちゃんが寝てる時は倒した状態で、起きてる時は起こした状態で乗せることができるのがメリットです。

リクライニング角度の範囲は同じです。その中でロングは5段階とより微調整できる感じ。

サイドプロテクションアドバンス

クルムーヴロングには本体上部横に衝撃を吸収する柔らかい素材が採用されています。

コンビは横からの衝撃対応を総称して「サイドプロテクション」と呼んでいます。その中でもこのような柔らかい素材による衝撃吸収を【サイドプロテクションアドバンス】としています。

安全基準R129で必須の「ドア側の衝撃試験」は、どちらもクリアしているので安全性の違いはありません。

エッグショックの搭載か所

クルムーヴロング クルムーヴコンパクト
本体シート × 頭部・座面
ヘッドクッション 中央 中央

ヘッドクッション(中央)にはどちらもエッグショックが搭載されていますが、クルムーヴロングの本体シートにはエッグショックが搭載されていません。

衝撃吸収力はクルムーヴコンパクトの方が優秀ですね。

インナークッションが薄い

見比べると分かる通り、クルムーヴロングはインナークッションが薄いです。

新生児期よりも長く使うことの方へ比重を置いているため、コスト的にも仕方ないのかな?と推測されます。

タングストッパー&イージーバックルなし

どちらも乗せやすい機能なんですが、この2つがクルムーヴロングにはありません。

 

帆(キャノピー)

  • クルムーヴロング:3枚帆
  • クルムーヴコンパクト:5枚帆(メッシュ窓1)

単純にクルムーヴロングの方が帆が小さいです。

いっぱいに広げても足元まで覆うことが出来ない点はご注意ください。

【比較表】

スペックを詳しく比較してみます。

*横スクロールできます。

安全基準 月齢 サイズ(mm) 重量 リクライニング 肩ベルト シート素材 エッグショック インナークッション サイドプロテクション イージーバックル タングストッパー お手入れ 価格
クルムーヴ
ロング
R129 新生児~10才頃(身長40cm~135cmまで) 後向き:W445×D725~730×H640~710
前向き:W445×D565~620×H700~915
14.2kg 5段階
(横向き時も可)
10段階 3Dメッシュ ヘッドクッション 薄い
軟質素材
× × 3枚帆 洗濯機 約65,000円
クルムーヴ
コンパクト
新生児~4才頃(身長40cm~105cmまで) 後向き:W450×D640~720×H670~765
前向き:W450×D526×H720~870
11.5kg 3段階 8段階 3Dメッシュ 頭部・座面・ヘッドクッション 厚い 5枚帆
(窓1)
洗濯機 約55,800円

1台でカバーしたい方は「クルムーヴロング」

R129かつ新生児期からのロングユースは貴重です。これ1台で着用義務期間をカバーできコスパも◎

 

赤ちゃんの快適性は「クルムーヴコンパクト」

使用が4歳頃までのため、やはりお子さんが小さい時の快適性や乗せやすさはクルムーヴコンパクトが優位です。

 

クルムーヴロングのメリット

-クルムーヴロングのここがいい!-

・回転式かつロングユース

・リクライニング性能

 

回転式のロングユース

クルムーヴロングは新生児~10歳頃まで使える&回転式チャイルドシートという点がかなり魅力的です。

旧安全基準R44の時から回転式のロングユースというのは稀だったので、探されていた方には嬉しい機種だと思います。

R129で新生児から長く使えるタイプは、現在ほとんどありません。

 

リクライニング性能

回転式チャイルドシートのリクライニングは3段階が一般的です(クルムーヴシリーズもずっと3段階でした)

それが5段階リクライニングへと進化。しかも前向き・後向き両方で5段階です←ここポイント。

【回転させた横向きの状態】や【子供を乗せたまま】でリクライニング可能な点も使い勝手がいいです。

 

クルムーヴロングのデメリット

-クルムーヴロングのここが微妙-

・2歳頃までの快適性が劣る

・大きい子になると買い替えも・・・。

 

赤ちゃんの時の性能がやや劣る

クルムーヴ コンパクトと比べて、「エッグショックが少ない」・「イージーバックル&タングストッパーなし」・「インナークッションが薄い」といったお子さんが小さい時の快適性や使い勝手が劣ります。

新生児期の手厚さよりも長く使えることを優先しているので、仕方ないのかなと思います。

 

買い替えのリスクも考慮したい

クルムーヴロングは10歳頃まで使えるチャイルドシートですが、実際はお子さんの体格によります。

問題なのは身長よりも横幅です。

体格が大きな子の場合、窮屈さを感じて嫌がるパターンや単純に暑苦しいという場合も出てくるので、そうなるとジュニアシートに買い替える必要性が出てくる点は把握しておきたいところです。

まとめ

クルムーヴロングを把握する手伝いはできたでしょうか?

コンビの主力を担うクルムーヴからロングユースモデルが発売されたことで、選択肢の幅ができたのはユーザーにとって嬉しいかなと思います。

着用義務期間を1台でカバーできるのは買い替えの手間やコスパ的にもGOOD。リクライニング性能が高いのもいいですね。

あとは同シリーズと比べて、新生児期の快適性がやや劣ることや、場合によっては買い替える必要が出てくるといったデメリットとの比較になると思います。

 

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