コンビのクルムーヴコンパクトから新たに【JS】が発売。R129になってからのシリーズ2作目です。
店頭では「クルムーヴコンパクトJSの違いは?」「JQと比較したい」といった声が多いので、その辺を分かりやすく解説していこうと思います。
違いはこんな感じ
・新形状のインナークッション
・マグネット式のバックル(ラクピタバックル)
・ベルトを横に開いた状態に(ラクピタキーパー)
目次
クルムーヴコンパクトJSの違い
クルムーヴコンパクトJSを1つ前のJQと比較して違いをお伝えします。
- 新形状のインナークッション
- ラクピタバックル
- ラクピタキーパー
新形状のインナークッション
*画像の向きが違う点はご了承ください。
クルムーヴコンパクトJSでは足回りがすっきりした新形状のインナークッションになりました。
安全面には影響はありません。あくまで腰~足回りのキツさの違いです。
インナークッションはどちらも身長65cmまで。ヘッド部分中央のエッグショック、表面の3Dメッシュ素材も同じです。
ラクピタバックル
- クルムーヴコンパクトJS:あり
- クルムーヴコンパクトJQ:なし
クルムーヴコンパクトJSからマグネット式のラクピタバックルを採用。タング(差し込み部分)同士がピタッとくっつくので、装着がとてもラクになります。
タング同士がくっつかない従来のものだと、手で重ねた状態を維持しつつ差し込まないといけないので、実はこれがけっこう面倒でした・・・。お子さんが動いたりしたらなおさらです。笑
ラクピタキーパー
- クルムーヴコンパクトJS:あり
- クルムーヴコンパクトJQ:なし
肩ベルトが外側に開いた状態になる「ラクピタキーパー」が搭載されました。
あくまで開いた状態をキープできるだけです。マグネットのようにくっつく場所があるわけではない点はご留意ください。
【比較表】
クルムーヴコンパクトJSとJQのスペック比較です。
商品名 | クルムーヴコンパクトJS |
クルムーヴコンパクトJQ |
価格* | 約69,800円 | 約51,800円 |
月齢 | 新生児~4才頃(身長40cm~105cmまで) | |
サイズ | (後向き時)W450×D640~720×H670~765mm (前向き時)W450×D526×H720~870mm |
|
重量 | 11.5kg | 11.5kg |
インナーシート | 新形状 | 従来通り |
エッグショック | 頭部・座面・ヘッドクッション | |
ラクピタバックル | 〇 | × |
ラクピタキーパー | 〇 | × |
ヘッドレスト | 8段階(肩ハーネス連動) | |
リクライニング | 3段階 | |
取付方法 | ISOFIX & レッグサポート | |
共通機能 | イージーバックル、タングストッパー、ラクピタポジション、サイドプロテクションアドバンス |
在庫がある内は「クルムーヴコンパクトJQ」
1つ前のモデルですが、ここでスペックは完成しています。メーカー希望価格は同じですが、旧モデルのため値崩れしているので狙い目です。
乗せやすくなった「クルムーヴコンパクト JS」
マグネット式のラクピタバックルと肩ベルトを開いた状態にできるラクピタキーパーといった乗せやすい機能が追加されました。あとは新形状のインナーシートで、新生児期の窮屈さが緩和されているかな?といった感じです。
クルムーヴコンパクトの比較対象
クルムーヴコンパクト vs クルムーヴCA
コンビの同じクルムーヴシリーズ。回転させた横向き時にもリクライニング可能なので、お子さんが寝た状態でも乗せやすいかな?といった感じです。低重心設計(高さ-5cm)なのも◎
ただし、クルムーヴCAはエッグショック搭載か所が少ない&インナークッションも薄い簡易モデルです。その分、低価格で販売されています。
クルムーヴコンパクト vs THE S
THE S(ザエス)はコンビの最上位モデル。本体とベースがセパレート構造になっていて、乗せ替えや本体だけを家に持ち帰るなどの利便性に優れています。
本体をキャリーとして使えるので、赤ちゃんが寝てたらそのまま乗せた状態で持ち運びできる点が魅力的。
クルムーヴコンパクト vs クルリラ フィット
アップリカのクルリラフィットは、サイドターンレバーで回しやすいのが特徴です。
スペック的にかなり似ていて、値段もほぼ同じです。ただ、ラクピタバックル&ラクピタキーパーがある分、クルムーヴコンパクトの方が乗せやすいのは間違いありません。
アップリカとコンビはお互いに似たような機種を販売しているので、この2機種も店頭でよく聞かれます。詳しく比較したい方は別記事(⇒)をご覧ください。
クルムーヴコンパクトJSのメリット
-クルムーヴコンパクトJSのここが良い!-
・乗せやすい機能が満載
・奥行きコンパクト設計
とにかく乗せやすい
クルムーヴコンパクトJSでは以下の乗せやすい機能が付いています。
- イージーバックル(バックルが手前に倒れやすい)
- タングストッパー(タングのずり落ち防止)
- ラクピタポジション(回した時に簡易ロック)
- ラクピタバックル(マグネット式)
- ラクピタキーパー(肩ベルトを開いた状態に)
赤ちゃんを乗せる時のわずらわしさを解消してくれる機能が満載です。
現状、他メーカーと比較しても、ここまで乗せやすい機能が付いているのはクルムーヴコンパクトJSが1番だと思います。
奥行きコンパクト設計
クルムーヴコンパクトはその名の通り、コンパクト設計がウリのチャイルドシートですが、どこが?というと【奥行き】です。
後向き時の奥行きはこんな感じ
- クルムーヴコンパクト:D640~720
- ザエス:D680~810
- クルリラフィット:D695~745
今回比較対象で紹介した機種と比べても、4~5cm小さいです。
クルムーヴコンパクトJSのデメリット
-クルムーヴコンパクトJSのここが微妙-
・やや値段が高い
やや高価
クルムーヴコンパクトJSのメーカー希望価格は69,300円とやや高めです。
回転式チャイルドシートは日本メーカーだとこれぐらいなので、どうしようもないんですが・・・この値段はデメリットになると思います。
少しでも安く買いたい場合は、「旧モデルを買う」または「海外ブランドJoieを選ぶ」のがおすすめです。
まとめ
クルムーヴコンパクトJSの違いを把握する手伝いはできたでしょうか?
新形状のインナークッションに変わり、乗せやすい機能がさらに追加されたNEWモデルとなりました。メーカー希望価格も旧モデルJQと据え置きになった点もいいかなと思います。
できるだけ乗せやすい方が良いママ・パパさんはクルムーヴコンパクトJSおすすめです。
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